世の中には様々な資格試験があります。
その中には、受験資格のないものや受験資格が必要なもの、色々あると思います。
例えば、公害防止管理者や電験などの試験には受験資格はありません。誰でも受験申し込みをすれば受験し、合格すれば資格が与えられます。
では、建築施工管理技士はどうでしょうか?
ちなみに、1級 建築施工管理技士試験には受検資格が必要です。
2級 建築施工管理技士試験を受検するためには受検資格が必要!
2級 建築施工管理技士になるための試験「2級 建築施工管理技術検定」を受検するためには、受検資格が必要です。
技術士とかも、この受検資格が必要な資格の1つですね。
このように、2級建築施工管理技術検定は誰でも、試験を受検できるわけではありません。このことを注意しておいてくださいね。
2級 建築施工管理技術検定の受検資格は?
では、一体どんな受検資格が必要なのでしょうか?
学科試験、実地試験でそれぞれ受検資格が違うとか、とても細かいので迷ってしまそうです。受検しようと考えておられる方は、自分が資格を満たしているか、よくチェックしてみてください。
学科試験のみの受検資格
試験実施年度において満17歳以上となる人
学科試験のみの場合は、満17歳以上であれば、誰でも受検できます。
学科試験・実地試験の受検資格
下の表の区分Ⅰ~Ⅱ&いずれか一つに該当する人です。
区分 | 受検種別 | 最終学歴 | 実務経験年数 | |
---|---|---|---|---|
指定学科卒業 | 指定学科以外卒業 | |||
Ⅰ | 建築または 躯体または 仕上げ |
大学 専門学校の「高度専門士」 |
卒業後 1年以上 | 卒業後 1年6ヶ月以上 |
短期大学 5年制高等専門学校 専門学校の「専門士」 |
卒業後 2年以上 | 卒業後 3年以上 | ||
高等学校 専門学校の「専門課程 |
卒業後 3年以上 | 卒業後 4年6ヶ月以上 | ||
その他(最終学歴問わず) | 8年以上 |
区分 | 受検種別 | 職業能力開発促進法による技能検定合格者 | 必要な実務経験年数 | |
---|---|---|---|---|
技能検定職種 | 級別 | |||
Ⅱ | 躯体 |
鉄工(構造物鉄工作業)、とび、ブロック建築、 型枠施工、鉄筋施工(鉄筋組立て作業)、 鉄筋組立て、コンクリート圧送施工、 エーエルシーパネル施工 |
1級 | 問わない |
2級 | 4年以上 | |||
平成15年度以前に上記の検定職種に 合格した者 |
- | 問わない | ||
単一等級エーエルシーパネル施工 | - | 問わない | ||
仕上げ |
建築板金(内外装板金作業)、 石材施工(石張り作業)、石工(石張り作業)、 建築大工、左官、タイル張り、畳製作、 防水施工、内装仕上げ施工 (プラスチック系床上げ工事作業、 カーペット系床仕上げ工事作業、 鋼製下地工事作業、 ボード仕上げ工事作業)、床仕上げ施工、 サッシ施工、ガラス施工、表装(壁装作業)、 塗装(建築塗装作業)、れんが積み |
1級 | 問わない | |
2級 | 4年以上 | |||
平成15年度以前に上記の検定職種に合格した者 | - | 問わない | ||
単一等級れんが積み | - | 問わない |
学歴や持ってる技能検定によって、必要な実務経験年数が違ってくるので注意してください
実地試験のみの受検資格
●建築士法による1級建築士試験の合格者
●2級建築施工管理技術検定試験の「学科試験のみ受験」の合格者で有効期間内の者
上2つのうちいずれかに該当し、「学科・実地試験」の受検資格がある人は、学科試験が免除され、実地試験のみ受検することが出来ます。
指定学科って何?
受検資格の表の中に指定学科と指定学科以外とあります。
では、指定学科とは一体何なのでしょうか?
「指定学科」とは、国土交通省令で定められている学科のことを言います。
この指定学科、とても細かく分かれています。
施工管理技術検定のホームページには、この指定学科に関する詳しい表が記載されているので、自分が卒業した学校などがどこに当てはまるのか、よくチェックする必要があります。
指定学科のチェックはコチラをご覧ください。
以上のように、2級 建築施工管理技術検定には受検資格が必要です。そして、その受験資格は学歴などで少しずつ違ってくるので、施工管理技術検定のホームページをよく読んで見てください。